2022.04.11
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中村好文『パン屋の手紙』

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お施主さんが建築家の中村好文さんへ『はじめまして』の手紙から建物完成までを、手紙やFAXのやりとりを抜き出しながら『家づくり』おまとめた本です。時系列で話がすすみ、設計者の考えていることが垣間見れて、住まい手も参考になる所も多いと思いますよ。

家づくりは、家を建て始めるまでにも「本当に色んな事が起こるな~」としみじみ思いますし、設計者はお施主さんの意図を汲み取るのには、時間や信頼関係もそうですし、お互いの言葉だけではなく、設計調書では図れない言葉の奥の気持ちをすくい取る事が大切なんだなと、背筋も伸びる気分です。

この長い設計期間は、自分の暮らしを見つめ家族への願いを現す、とても大切な期間だといつも思っています。

中村好文さんの詩的で、そっと語りかけるような文章はそれだけでも面白いですし、施主側がどうしたら設計者に意図が伝わるのか?のヒントも隠されていそうです。

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