電気、ガス、水道などの「エネルギーの心配しない家に住みたい!」からスタートした家づくりを子ども向けにまとめた本です。子ども向けという事で、かみ砕いた簡単な言葉が並べられていて、単純な疑問や当たり前の要望が返って新鮮にみえて、目からウロコまで落ちてしまいます。
家は年々便利になり、iPhoneやTeslaの様に手間がかからず不便を忘れてしまうほどです。iPhoneサイドもアップデートを繰り返すたびに「今度は何を足そうか?」ばかり考えている様です。月賦で最新のiPhoneを見ながら、ずいぶんと値段もあがったな~と思い、何かオプションを減らせないかな~と、ふと思うと「そもそも電話にレンズは3つも必要ないけどな」なんて立ち止まります。
ウッドショックに見舞われながらパラパラとめくると「家でも同じことが言えるのではないか?」と「そもそも家って?」と自分を立ち止まらせてくれる本です。
結果が用意されている最新式のHouseにはない、不便を準備して楽しめる家、身の丈に合った暮らしに馴染む家の設計を心掛けたいと思います!