大工工事2日目、いよいよ柱や梁が組み上がり「建て方」に入ります。とは言いましてもプレカットされた柱と梁は効率よくクレーンで釣りあげられて、大工さんが小気味よく立上げ3~4日で屋根までいって上棟しちゃいます。(断熱材を貼ったり、外囲いはここからが長いのですが。)
建て方が平日なので、お施主さんはなかなか様子を見ることが出来ません。次の休みに来た時は腰が抜けるほどビックリすると共に、何ヶ月も紙の図面で打合せをして、平面の基礎をみて「なんか狭くないっすか?」不安な気持ちになったりした中で、突然木造が立ち上がり頭の中の2Dに3Dとして目の前に現れて感動もひとしおです。設計者も毎回本当にこの瞬間は思わず声を出して「色々あったな~」と感慨にふけり、「さあここからだ」と気を引き締め直すのです。